サッカー日本代表2022日程と全結果|カタールW杯激闘の軌跡総括
日本サッカーの歴史が大きく塗り替えられた2022年。崖っぷちから本大会出場を掴み取ったワールドカップアジア最終予選から、世界王者を連破して列島を熱狂の渦に巻き込んだカタールW杯本大会まで、森保一監督率いる日本代表は濃密な1年を駆け抜けました。
強豪ドイツ・スペインを撃破した劇的な逆転劇や、世界中で大反響を呼んだ「三笘の1ミリ」など、数々のドラマが生まれた2022シーズンの全日程と試合結果を振り返り、劇的な勝利の背景にあった戦術とチームの歩みを徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2022年のサッカー日本代表は国際Aマッチ全18試合を戦い、11勝3分4敗という堂々たる戦績を記録
- 要点2:カタールW杯ではグループEを首位通過し、ドイツ・スペインから歴史的ジャイアントキリングを達成
- 要点3:批判を跳ね返した森保一監督の交代策と戦術的柔軟性が結実し、日本代表の新たな黄金期の起点となった
【2022年全日程一覧】アジア最終予選からカタールW杯までの試合結果総まとめ
2022年の日本代表は、1月のアジア最終予選再開から12月のカタールW杯決勝トーナメントまで、過密日程の中で戦い抜きました。親善試合や国内組中心で挑んだE-1選手権を含めた全18試合の日程と対戦結果は以下の通りです。
| 日程(日本時間) | 大会名 | 対戦相手 | 結果・スコア | 開催地 / 会場 |
|---|---|---|---|---|
| 1月27日 19:00 | アジア最終予選 | 中国代表 | ○ 2-0 | 埼玉スタジアム2002 |
| 2月1日 19:14 | アジア最終予選 | サウジアラビア代表 | ○ 2-0 | 埼玉スタジアム2002 |
| 3月24日 18:10 | アジア最終予選 | オーストラリア代表 | ○ 2-0 | スタジアム・オーストラリア(シドニー) |
| 3月29日 19:35 | アジア最終予選 | ベトナム代表 | △ 1-1 | 埼玉スタジアム2002 |
| 6月2日 19:00 | キリンチャレンジカップ | パラグアイ代表 | ○ 4-1 | 札幌ドーム |
| 6月6日 19:30 | キリンチャレンジカップ | ブラジル代表 | ● 0-1 | 国立競技場 |
| 6月10日 18:55 | キリンカップサッカー | ガーナ代表 | ○ 4-1 | ノエビアスタジアム神戸 |
| 6月14日 18:55 | キリンカップサッカー | チュニジア代表 | ● 0-3 | パナソニックスタジアム吹田 |
| 7月19日 19:20 | E-1サッカー選手権 | 香港代表 | ○ 6-0 | 茨城県立カシマサッカースタジアム |
| 7月24日 19:20 | E-1サッカー選手権 | 中国代表 | △ 0-0 | 豊田スタジアム |
| 7月27日 19:20 | E-1サッカー選手権 | 韓国代表 | ○ 3-0 | 豊田スタジアム |
| 9月23日 21:25 | キリンチャレンジカップ | アメリカ代表 | ○ 2-0 | デュッセルドルフ・アレーナ(ドイツ) |
| 9月27日 20:55 | キリンチャレンジカップ | エクアドル代表 | △ 0-0 | デュッセルドルフ・アレーナ(ドイツ) |
| 11月17日 22:40 | 国際親善試合 | カナダ代表 | ● 1-2 | アル・マクトゥーム・スタジアム(UAE) |
| 11月23日 22:00 | カタールW杯 第1戦 | ドイツ代表 | ○ 2-1 | ハリーファ国際スタジアム |
| 11月27日 19:00 | カタールW杯 第2戦 | コスタリカ代表 | ● 0-1 | アフメド・ビン・アリー・スタジアム |
| 12月2日 04:00 | カタールW杯 第3戦 | スペイン代表 | ○ 2-1 | ハリーファ国際スタジアム |
| 12月6日 00:00 | カタールW杯 決勝T1回戦 | クロアチア代表 | △ 1-1 (PK 1-3) | アル・ジャヌーブ・スタジアム |
年初のアジア最終予選では、アウェーのシドニーで三笘薫が後半終盤に劇的な2ゴールを叩き込み、7大会連続7回目となるW杯本大会出場権を獲得。夏場のE-1サッカー選手権では国内組のみの編成で宿敵・韓国を3-0で破り、4大会ぶり2度目の優勝を果たして勢いを加速させました。
【カタールW杯激闘録】ドイツ・スペイン撃破の勝因と「三笘の1ミリ」真相
カタールワールドカップにおける森保ジャパンの快進撃は、大会最大の衝撃として世界中のメディアでトップニュースを飾りました。「死の組」と称されたグループEで、W杯優勝経験国のドイツとスペインを相手に見せた鮮やかな逆転勝利は、日本サッカーの成熟を象徴する出来事です。
初戦のドイツ戦では、前半にPKで先制を許す苦しい展開を強いられたものの、後半開始とともに3バックへ布陣変更。堂安律と浅野拓磨を前線に投入する積極采配が的中し、後半30分に堂安、後半38分に浅野がゴールを奪って2-1の逆転勝利を飾りました。
さらに世界中を熱狂させたのが、運命のスペイン戦で生まれた決勝ゴールです。後半6分、堂安の鋭いクロスがファーサイドへ流れ、ゴールラインを割る寸前で三笘薫が左足一本で折り返したボールを田中碧が押し込みました。
ボールが完全にラインを越えていたかどうかが焦点となったこの場面では、FIFAの最新テクノロジーである「半自動オフサイドテクノロジー」とゴールライン判定用ボール内蔵センサーが機能。肉眼ではピッチ外に出たように見えたボールの最外周が、わずか「1.88ミリ」ライン上に残っていたことが証明され、正規のゴールと判定されました。「三笘の1ミリ」と称されたこの執念のワンプレーは、日本の諦めない姿勢を象徴する歴史的瞬間となりました。
【招集メンバー&布陣】森保ジャパン2022の戦力分析とサプライズ選考
2022年11月1日に発表されたカタールW杯登録メンバー26名は、従来の代表選考から大きな世代交代を印象づける顔ぶれとなりました。長年チームを牽引してきた大迫勇也や原口元気らが落選する一方、前線からのハイプレスと推進力を重視した人選が敢行されました。
| ポジション | 選手名 | 2022年当時の所属クラブ |
|---|---|---|
| GK | 川島永嗣、権田修一、シュミット・ダニエル | ストラスブール、清水エスパルス、シントトロイデン |
| DF | 長友佑都、吉田麻也、酒井宏樹、谷口彰悟、板倉滉、冨安健洋、伊藤洋輝 | FC東京、シャルケ、浦和レッズ、川崎フロンターレ、ボルシアMG、アーセナル、シュトゥットガルト |
| MF/FW | 柴崎岳、遠藤航、伊東純也、浅野拓磨、南野拓実、守田英正、鎌田大地、相馬勇紀、前田大然、堂安律、上田綺世、田中碧、町野修斗、三笘薫、久保建英 | レガネス、シュトゥットガルト、スタッド・ランス、ボーフム、モナコ、スポルティング、フランクフルト、名古屋グランパス、セルティック、フライブルク、セルクル・ブルージュ、デュッセルドルフ、湘南ベルマーレ、ブライトン、レアル・ソシエダ |
欧州5大リーグでレギュラーとして戦う選手が過半数を占め、個々のインテンシティと戦術理解度が格段に向上。先発メンバーが激しい守備で相手の体力を削り、後半から三笘薫や堂安律ら「5人交代枠」をフル活用して試合を決定づける戦術がチーム最大の武器として機能しました。
【テレビ放送&配信革命】ABEMA全試合無料生中継と本田圭佑解説の衝撃
2022年のカタールW杯は、サッカー観戦のメディア環境にとっても歴史的な転換期となりました。地上波放送(NHK、テレビ朝日、フジテレビ)に加え、新しい未来のテレビ「ABEMA」が本大会全64試合を無料生中継するという前例のない配信体制が敷かれました。
特に話題を呼んだのが、ABEMAのW杯プロジェクトGMを務めた本田圭佑氏の歯に衣着せぬ解説です。ピッチ上の選手心理を的確に言語化しつつ、「オフサイドやろ!」「ライン上げて!」といったサポーター目線の熱狂的な語り口がSNSで爆発的なバズを巻き起こしました。
スマートフォンやタブレットでの高画質マルチアングル視聴や、試合直後から配信された見逃しハイライト動画は、普段サッカーを観ないライト層を一気に惹きつけ、日本代表戦の視聴者数・アクセス数は過去最高記録を次々と更新しました。
【森保一監督の評価変遷】批判から賞賛へ|解任危機を乗り越えた采配の真価
2022年の森保一監督に対する世論とメディアの評価は、まさにジェットコースターのような激しい変遷をたどりました。2021年秋の最終予選序盤でオマーンやサウジアラビアに敗れ、一時は解任論が噴出するほどの逆風に晒されていた指揮官でした。
しかし、森保監督は従来の4-2-3-1から遠藤航・守田英正・田中碧を並べる4-3-3システムへの舵切りを断行。逆境下でチームの結束力を高めると、カタール本大会では対戦相手のストロングポイントを徹底的に封じる柔軟な可変システムを導入しました。
「我慢して後半勝負」という明確なゲームプランと、的確な選手交代による采配の妙は海外メディアからも絶賛され、大会後には日本サッカー協会から高評価を受け、W杯後の代表監督続投(第二次森保政権)へとつながる強固な基盤を築き上げました。
【サッカー日本代表 日程 2022】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2022年カタールW杯における日本代表の最終順位と成績はどうでしたか?
A1:日本代表はグループステージを2勝1敗(勝点6)の首位で通過し、決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦しました。延長120分を1-1で終えた後、PK戦(1-3)で敗れ、目標としていた「ベスト8進出(新しい景色)」には届きませんでしたが、最終順位は参加32カ国中9位と極めて高い評価を残しました。
Q2:カタールW杯で話題になった「三笘の1ミリ」とは具体的にどのような場面ですか?
A2:グループステージ第3戦のスペイン戦(後半6分)、堂安律のグラウンダークロスがゴールラインを割る寸前、三笘薫が懸命に足を伸ばして中央へ折り返し、田中碧の決勝ゴールをアシストしたプレーです。VAR判定の結果、ボールの接地面は出ていたものの、ボールの球体がラインの上空に1.88ミリ残っていたと判定され、劇的勝利の決定打となりました。
Q3:2022年の日本代表戦のテレビ放送やハイライトはどこで視聴できましたか?
A3:2022年の公式戦は地上波各局(NHK、テレビ朝日、フジテレビ、TBS、日本テレビ等)のほか、動画配信サービスのDAZN(アジア最終予選全試合中継)やABEMA(カタールW杯全64試合無料生中継)で広く配信されました。現在は各プラットフォームのアーカイブやJFA公式YouTubeチャンネル等でハイライトが公開されています。
まとめ:日本サッカーの歴史を変えた2022年がもたらした未来
2022年は、サッカー日本代表が世界の強豪国と真の意味で対等に渡り合えることを証明した記念碑的なシーズンでした。最終予選のプレッシャーを跳ね除け、カタールの大舞台でドイツやスペインをねじ伏せた経験は、日本代表の基準値を世界のトップレベルへと引き上げました。
個々の選手が欧州トップクラブで確固たる地位を築き、戦術的な柔軟性とタフネスを手に入れた森保ジャパン。2022年に刻まれた激闘の記憶と積み上げた成功体験は、さらなる高みを目指す日本サッカーの未来に向けた揺るぎない土台となっています。 (出典: サッカー日本代表 日程 2022(Yahoo!ニュース))